@article{oai:kyujyo.repo.nii.ac.jp:00000032, author = {松本, 禎明 and 佐藤, 沙紀}, issue = {2}, journal = {九州女子大学紀要, Bulletin of Kyushu women's university}, month = {}, note = {私たち人聞にとって睡眠は、心身の休息を確保するための生物学的な機能であり、健康の保持・増進にとって欠かせないものであるが、睡眠に関して誤った知識・認識を持つ者は少なくない。また、現代は日本人の5人に1人が睡眠障害であるといわれ、特に若い世代の中で現代社会の多様化に伴い、生活環境の大きな変化と共に睡眠を取り巻く諸問題が発生したことにより、不眠症やそれに付随するうつ病や生活習慣病の合併といった健康問題が増加してきている中、ますます睡眠は国民的な健康課題であると考えられる。  授業中に居眠りをする学生が多くみられる現状から、睡眠に関する何らかの問題を抱えている学生が多いように感じられる。そこで本研究では、大学入学後3年目及び4年目の養護教諭養成課程に在籍する学生に対して、睡眠を指標としてみた大学生の生活実態と睡眠に関する意識調査を行い、教育学的見地から課題を探ることにした。アンケート調査を実施すると共に、調査対象の大学で養護教諭養成課程を担当する講師に面接調査を行った。  今回の調査で、大学生の睡眠の実態の全体像を明らかにできた訳ではないが、その一端を知ることができ、次のことが分かった。①入眠への工夫等睡眠について関心を寄せている例が多くみられたものの、その質の改善への取り組みには積極的な姿勢は認められなかった。②睡眠に関する誤った認識や習慣により睡眠の質が悪く、授業中のあくびや集中力の低下、遅刻や欠席など大学生活に支障を与えていた。③生活習慣の乱れを自覚していても、その改善をするまでに至っておらず、正しい生活習慣が身につけられていないなど自己の健康管理についての意識が低いと考えられる。④養護教諭養成課程で健康に関する授業科目を勉強しているにも関わらず、そのことが自身の健康とは結びついていないことから、授業の展開方法に工夫が求められる。⑤キャリア教育の一環として、睡眠に関する内容を健康教育の中で睡眠に重点を置きながら実施することが望ましいと考えられる。}, pages = {151--168}, title = {睡眠を指標とした大学生の生活実態と教育的支援の必要性に関する研究}, volume = {50}, year = {2014}, yomi = {マツモト, ヨシアキ and サトウ, サキ} }